harustory’s diary

日々の思索、その物語

創造

   「創出せしものが誰かの魂に響くものであり得るには、それが心の奥底から表出されたものでなければならない。」そんな風に思うのはセンチメンタルに過ぎるであろうか。ああ、この感傷が夜のせいだとしても。夜闇が私をして為すわざだとしても。それならば私はその蠱惑的な力にこの身体を委ねよう。

  さあ、私の傀儡よ!私から含羞の枷を外してくれっ!私の心中から怯懦や見栄を排斥してくれっ!私は、私の紡がんとするものに誇りを持ちたいと念願するのだから。そして、この精神の深奥から引き上げられるものに誠実でありたく思うのだから。