harustory’s diary

日々の思索、その物語

2018-09-02から1日間の記事一覧

大学入試国語の文章の滋味を知る肝要さ

ニーズに応える事が専門職たる証である。教師を一般化する勿れ。僕は自身をプロだと思っている。その自負の下、「入試現代文はどうしたらできるようになるか」という究極命題に答えるならば、それは"文章を広義的意味において楽しめるか否か"に解は収斂され…

夏目漱石『明暗』

夏目漱石未完の大作『明暗』について。 この作品、主人公は津田という名である。そして津田の女房の名はお延。僕はこのお延の境涯に最も共鳴する部分があった。同時にお延にこそより漱石的主題が色濃く現れているように感じられる。その主題とは「近代的自我…